こんにちは、まるリスです。
今日は育児休業中に家事の楽しさに目覚めたお話をしようと思います。
みなさん、家事というと何を思い浮かべますか?
料理
掃除
洗濯
育児
買い出し
そして近所付き合いです。
それ必要?
ご指摘ごもっともです。
田舎暮らしならともかく都会の暮らしでご近所付き合いなんてしなくても生きて行けるでしょ、と思う方も多いと思います。事実、私も育休取得前はそう思っていました。
ところが、このご近所付き合いというのが意外と楽しいので、今回はその魅力について解説したいと思います。
ご近所付き合いのメリット、デメリット
ご近所付き合いにはこんなメリットがあります。
- 地域の情報は何でも聞けば教えてくれる。質の高さはグーグル先生以上。
- 地域に溶け込んだという連帯感が持てる。
- おすそ分けがすごい。
- 散歩が楽しくなる。
- 人に何かを与える幸せ。
一方ご近所付き合いにはデメリットもあります。
- おせっかい
- お返しが面倒
- 挨拶が面倒
- 年寄りは話が長い
私はメリットがデメリットを上回ると思うのですが、これには人によって感じ方が変わるのかもしれません。
私の実例を掲載するので参考にしてみてください。
はじめはお向かいさんに話しかけられた
私の住んでいる場所は今から40年以上前に作られた古い住宅街なので、住人は70歳前後のお年寄りが多いです。当時は土地が安かったのか大きな家に車が2~3台駐車できるスペースと、広い畑を持った土地の広い家が多いです。
近くの駅まで歩くと30分くらいかかりますが、都心までは近くのバス停から30分弱で着くので立地は悪くないです。
この地域に移り住んで約1年半後、たまたま家の前で車から降りた時にお向かいの村さん(仮名)と目が合って少しお話しました。
その時私たちは住宅展示場からの帰りでその事を話すと、「近所に良い土地や家がないか探しておいてあげる」と私たちの家探しを手伝ってくれました。
その後、近所で村さんが良さそうだと思った物件がある度に、私たちに紹介してくれるようになりました。
近所では高齢化で空き家が増えてきているのです。
何でも知っている村さん
村さんは物知りです。私が近所を通りかかると高確率で誰かと立ち話をしています。
私たちも立ち話をする事がよくあるのですが、一度話始まると止まりません。
長い時は30分位の時もあります。どこかで何かの用事を思いつかないと危険です。
村さんの話は長いのですが、この地域に関する限り情報精度は高いです。しかも面白いのです。ついつい話す時間が長くなります。
例えば、私たちの家の近くには歩いて5分の場所にセブンイレブンがあるのですが、私たちはほとんど利用する事はありません。もう少し歩くとその先にセイコーマートがあるのでそちらを利用します。
なぜかと言うと、このセブンイレブンは極端に品ぞろえが悪いのです。いつも棚がスカスカです。
しかも店主がいつも一人で切り盛りしているのですが、恐ろしく愛想が悪いのです。
どんなにセイコーマートが激混み状態だったとしても、セブンイレブンはがらがらです。
この件をそれとなく村さんに聞いてみると、
- 品ぞろえが悪いのは店主のポリシー
- 廃棄するのが嫌だから、賞味期限のある物は極力置かないようにしている
- いつも店主が一人なのは、店主が怖すぎてバイトがすぐ辞めるため
- 朝は奥さんがお店に立っている事もある
- 村さんもセブンイレブンには行っていない
という事でした。
情報の精度に驚きましたが、あの極端に愛想の悪いセブンイレブンの店主と仲良しになっている村さんの顔の広さに感心しました。
お年寄りは食べきれない
お年寄りほど沢山の食べ物のやり取りをするのに、食べきれないです。
あげる側は処分出来てラッキー、もらう側はもらえてラッキーという関係が出来上がります。
もちろんお礼を忘れてはいけません。
私たちはシフォンケーキを焼いて持って行く事が多いです。
100均で買った紙の型に入れて、ビニール袋に入れて持っていきます。
小麦や卵、砂糖等の材料費はせいぜい200円程度だと思います。
このお返しが結構喜ばれます。
最近はもらったブドウでジャムを作って持って行きました。
材料費は砂糖だけですね。せいぜい50円くらいでしょうか。
もうわらしべ長者状態ですね。
散歩が楽しくなる
近所を散歩すると挨拶を交わす機会が増えました。
人とあいさつを交わしたり、少し会話をするだけでも人は一体感を得られます。
近所のちょっとした変化にも敏感になりました。
その話をすると、何でそんな事まで知っているの?という事まで教えてくれるので楽しいです。
人に何かを与える幸せ
人は自分の為にお金や物を使うより、人に与えた方が幸福度が高いのだそうです。
今まで沢山の物を頂いてきました。
そして沢山お返しをしてきました。
近所の人たちと顔見知りになり、信頼関係が深まり、それぞれの家庭事情を知るようになると地域に少しづつ愛着が湧いてきます。
遠くの親せきより近くの他人という言葉がありますが、少しずつこの地域の仲間に入りお互い支え合いながら生きているのを実感します。
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