壊れた古いメトロノームを修理して磨いたら、愛着が湧きました

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こんんちは、まるリスです。

今日は私のギターの練習相手、メトロノームのお話をしようと思います。

メトロノームと言われてすぐにわかる方、あなたは音楽が好きな方のはずです。

「メトロノーム?なんだっけそれ、名前くらいは聞いたことあるんだけど」という方へ、そんなあなたにちょっとだけメトロノームを解説。

メトロノームというのは一定のリズムで振り子が動いてリズムをとる装置です。

音楽で一定のリズムを取る練習をする時に使います。

おもりのついた針が左右に動いて「カチッ、カチッ」と一定のリズムを刻んでくれます。

こんな形の物が学校の音楽室にあったのを覚えていませんか。

まるリスは趣味でギターを習っているのですが、リズムを取る練習をするためにメトロノームが必要になりました。

その時に奥さんが昔使っていたメトロノームを私に貸してくれました。

ところがそのメトロノームは20年以上使われていなかったので、ひどく汚れていて全く動きませんでした。

今日は奥さんが昔使っていたメトロノームを修理して、きれいに磨いてまた使えるようにしたお話をしようと思います。

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メトロノーム持ってますか?

まるリスは趣味でギターを習っています。

ずっと音楽には無縁な人生だったのですが音楽に対するあこがれだけはあったので、やらないで後悔するくらいならやって後悔しようという事でギター教室の門を叩くことにしました。

私はお世辞にも音楽の才能があるとは言えませんが、何かを続ける根気だけはけっこうあります。

みんなが迷惑するくらい。

そして音楽のギター教室の先生も、かなり辛抱強い人です。

まるリスの根気と、ギターの先生の辛抱強さの絶妙なハーモニーのおかげで、未だに教室を破門になることなくギターを弾き続けています。

そんな先生からある日、メトロノームを使った練習を言い渡されました。

「家にメトロノームありますか?」と聞かれて「そんな物あるわけないじゃん」と思ったのですが、意外にも奥さんが持っていました。

奥さんは子供の頃にピアノを習っていたのです。


リズムを取るのって意外と難しい

メトロノームを使った事がある方でなければ、意外とあのメトロノームを使った練習の難しさが伝わりにくいかもしれません。

単純にメトロノームのタイミングに合わせて音を出せば良いだけのですが、これがなかなか難しい。

最初はリズムが取れるのですが徐々にタイミングがズレて行き、そのうち変なタイミングで弾いています。

私はメトロノームが嫌いです。

だって自分のペースで弾けないんだもん。

しかし一定のリズムで弾けるようになってはじめて1人前、何とかリズム感を鍛えなくてはなりません。

メトロノームには種類があります

メトロノームといえば振り子が「カチッ、カチッ」と動くものと書きましたが、実は最近はそうでもありません。

冒頭で私がお話したのが昔からある機械式といいます。

みんながメトロノームと言われてすぐに思い描くのがこの機械式です。

最近では機械的可動部が全くない小型で軽量で安価な電子式が主流になっています。

さらにスマホでもメトロノームアプリがあります。

しばらくスマホのメトロノームアプリで練習していたのですが、今ひとつピンと来ません。

買おうか悩んでいる私に、奥さんが実家から子供の頃に使っていたメトロノームを持ってきてくれました。


奥さんが昔使っていたメトロノーム

奥さんが使っていたメトロノームはヤマハ製の三角錐のメトロノームでした。

20年以上も使われずに放置されていた為に、私が借りた頃には表面にホコリや油のような汚れ、謎のシミがたくさん付いていました。

試しに少し濡らした紙ウエスで拭いてみたのですが、汚れが少し伸びただけで全く綺麗になる気配すらありません。

さらに試しに動かしてみようとしたのですが、いくらネジを巻いても一向に動く気配はありません。

全く動かない上に、すごく汚い。

困りました。

しかし奥さんの大切なメトロノーム。

何とかして動くようにしてみようと思いました。

動かない原因はグリスの固着

メトロノームの底に付いているフタを3本のネジを外して中を見てみると、ゼンマイで動くメトロノームの心臓部の形がわかりました。

手で針を動かすと動くのでゼンマイが壊れているのだろうと思ったのですが、違っていました。

ゼンマイの動きを振り子に伝えるギア部が真っ黒になっていたのです。

触ってみるとすごくネバネバしたものがくっついてきます。

はじめは何だかわからなかったのですが、グリスだという事に気づきました。

どうやら30年以上の時を経て固まったグリスがメトロノームの動きを止めていたようです。

動いた!

まずはこの不要なグリスを全て取り除く事にしました。

見える部分が紙ウエスでふき取って、細かい場所は綿棒を使ってきれいにします。

ある程度大きなグリスを取り除いたら、オイルスプレーを吹きかけながらグリスを溶かしていきます。

1時間程作業してようやく全てのグリスを取り除く事が出来ました。

再び試運転をしてみます。

はじめは少し調子外れにゆっくりとカチカチと動き出しました。

さらにオイルをかけながら清掃を続けて行き。

オイルがすべての駆動部になじんだ時、針が正しいリズムを刻めるようになりました。

外側がベトベト

外側のベトベトは検討の結果、ピカールという洗剤を使って落とす事にしました。

汚れがひどすぎて中性洗剤では歯が立たない事、強力な洗剤はプラスチックを変色させる可能性がある事を考えると、液体研磨剤で削り落とした方が良いだろうと思いました。

使ったのはこちらの液体研磨剤。

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液体の研磨剤で、流しに使うクレンザーより削る力が弱い物と思って頂けると良いと思います。

その分表面はきれいに仕上がります。

使えるものは主に金属面の磨き、アクリルや塩ビのプラスチックの磨きです。

ウエスで磨いてあげると表面がピカピカになります。

ウエスに液体を付けて、少しずつ汚れを落としていきます。

表面に付いていた沢山の小さな傷も無くなっていきます。

オレンジ色のまだらもようのシミもきれいに消えてくれました。

1時間程磨いて、かつての美しさを取り戻しました。

はじめはちょっと古臭いデザインかなと思ったのですが、磨いてこのメトロノームが30年以上前に出来た当時の状態に戻すと、当時の流行や価値観が反映されたデザインであることがわかります。

現在のような複雑な成型の技術が無い時代に、直線を組み合わせていかに美しく作ろうか考えられて作られていたことがわかります。

ちょっと見とれてしまいます。

さっきまで汚いと思っていたけど。

ギターの練習道具としてではなく、部屋のインテリアとしても使おうと思い飾り棚にしまう事にしました。

やはり機械式のメトロノームは存在感がありますね。


今でも大切に使っています

今日もギターのリズム練習を毎日続けています。

このメトロノームを修理した時よりは、それなりに上手くなりました。

このメトロノームのおかげです。

そして先生はどんどんリズム練習を難しくしていきます。

その度にこのメトロノームに助けてもらっています。

リズム練習は相変わらず苦手だけど、奥さんのピアノと私のギターの音楽の思い出がたくさん詰まったメトロノームは私たちの宝物になりました。

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この記事を書いた人

家族と過ごす自由な時間を手に入れるため、45歳までにサイドFIREを目指している副業サラリーマン。
ブログと物販を中心に1年で月収10万円を達成。
少ないリスクで誰にでもできる稼ぎ方と、少ないお金でも充実した人生を送る事ができるシンプルライフの知識についてを発信しています。

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