家賃が高いと感じたら読んでみて下さい

まるリスの本棚

こんにちは、まるリスです。

今日はまるリスが最近読んだおすすめの本「家賃は今すぐ下げられる 日向咲嗣」についてお話したいと思います。

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これを読む人は読む前に「本当にこれを読んで安く出来るの?」と思うと思います。

結論から申し上げると相場より高い家賃を払っている場合は、家賃は確実に下がります

なぜなら今より家賃の安い家に引っ越せば良いからです。

身もフタもない話ですが、確実に安くする事ができます。

ただしこの本は、その前に一度今住んでいる家の大家さんと家賃の減額交渉をしてみませんか、という趣旨の本です。

家賃を大家と交渉するなんて考えた事もない人がほとんどだと思いますが、今の家賃が少しでも高いなと思う人は読む価値のある本です。

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家賃は崩壊している

現在日本では賃貸物件の過剰供給状態が続いています。

都心部の交通の便の極端に良い人気エリアでは別ですが、それ以外のエリアでは価格競争が激化しています。

今後人口減少が続くのに住宅の供給は止まらず、古い物件はさほど取り壊されていません。

賃貸物件はどんどん増え続けています。

試算では2040年には賃貸物件の空室率が40%にもなる見込みです。

これは大家さんにとっては悪夢ですが、借り手にとってはラッキーです。

今後自分の住んでいる家の家賃は、毎年相場を確認しないと損をする時代になります。


相場を知る

今住んでいる家の家賃が相場と比べて高いのか安いのか、多くの人はあまり関心を持っていません。

一昔前は家賃の相場情報というのは不動産屋さんや大家さんなど一部のプロにしかわからない情報でしたが、今ではスーモやアットホームなどの検索サイトで簡単に調べられます

間取り、築年数、駅からの距離、設備、駐車場。

これらを検索キーワードに入れて検索するだけで、自分が今住んでいる家と同じ条件の賃貸物件が出てきます。

その中から今住んでいる家よりも安い家を見つけ出すだけ。

相場を知るのは本当に簡単です。

引っ越すのは最終手段

じゃあ引っ越しましょうかとなるかもしれませんが、そこでちょっと待ってください。

引っ越すにはお金がかかります。

引っ越しにかかる金額は地域によってもまちまちなのですが、私の住んでいる地域でおおよそ25万円くらいではないかと思います。

仮に今より1万円安い家賃の家に引っ越したとして、得するのは1年に12万円。

大金ですが引っ越し費用を考えると2年くらいは住まないと元が取れません。

それならば、大家さんに引っ越しを検討している旨を伝えて、家賃の減額交渉をした方が得なのではないかという訳です。

仮に5千円減額できたとしたら、引っ越しするより住み続けた方が得になります。


どうやって交渉するの

交渉と言っても大家さんの家に乗り込んでいって「家賃下げて下さい」とお願いするわけではありません。

ほとんどの賃貸物件は管理会社が入っているので、大家さんとの交渉もこの管理会社を通して行う事になります。

現在の家賃は○○円ですが、現在の周辺の物件の相場は△△円なので◇◇円まで家賃を減額していただきたく存じます。もし現行賃料のままだと引っ越しを検討します、というような文書を書いて管理会社宛てに送付するか、メールで送ります

メールなら記録も残るし手軽なので良いですね。

後は大家さんの返事を待つだけです。

下げてくれない時は?

要望が理にかなっている場合は減額要求が通る事も多いようですが、断られたり無視されたりする事もあるようです。

その場合は法的手段に訴える事になります。

恐ろしいですね、たかが家賃で法廷闘争と思いきや調停というものを利用します。

調停と聞いてピンとくる方は素晴らしいですね。

まるリスは何のことか良くわかりませんでした。

名前くらいは聞いたことがあるのですが。

調停って何

裁判所のホームページによれば、調停は当事者同士の合意によって紛争の解決を図ることを目的とするものと書かれています。

民事の問題解決の手段として訴訟と調停の2つの手段があります。

訴訟は裁判に費用も時間もかかりますが、調停はあくまで話し合いで円満解決を図るものなので数千円の費用でできます。

しかも調停で出された結論には法的拘束力があります。

数千円の費用で毎月の家賃が1万円安くなるかもしれないなら、やる価値は大いにありそうです。

最終手段引っ越し

調停でも決着がつかない時があります。

調停はあくまでも話し合いなので、物別れに終わる事もあります。

その場合は家賃を減額してもらう事は出来ません。

裁判をするのも良いのですが、費用がかかるので余程大きな減額を勝ち取るか、大家に恨みがあるのでない限り現実的な選択とは言えません。

この記事の冒頭にも書きましたが、その場合は最後の手段として引っ越す事になります。

この家賃交渉は最終的に減額できなかった場合、引っ越す事になっています。

それくらいの本気を見せないと、大家さんも家賃交渉に真剣に応じてくれないのです。

相場通りなら

ちなみに家賃が相場通りか相場より安い場合は家賃の減額交渉はやめましょう。

どうしても安くしたい場合はエリアを変えたり、駅から少し遠い物件を選ぶなど条件を落として探しましょう。

減額交渉が出来るのはあくまで家賃が相場より高い場合です。

あまり無茶な事をやると迷惑な店子と思われて逆にあなたの立場が悪くなるかもしれません。

今は持ち家より賃貸の方が賢明

今から1年程前、まるリスは郊外に新築1戸建てを建てる為に情報収集をしていました。

そして出た結論は今は家を買うのをやめようという事です。

現在の住宅市場は活況を呈しています。

超低金利の為に住宅ローンを組みやすくなり、マンションの相場は上がる一方です。

マンションを買えなかった人が戸建住宅に流れて、さらに住宅価格を押し上げています。

ですが、この住宅バブルがいつまでも続くとは思えません。

過剰供給になった住宅はいつか値崩れする時がやってくるからです。

それに加えて人口減少があります。

その時に今建てられている住宅が大幅に値下がりする事が予想されます。

また将来のコンパクトシティー化により都心への人口集中が進めば、郊外の住宅はさらに格安で取引されるでしょう。

まるリスはその時に戸建でもマンションでも好きな家を買おうと思いました。

そしてそれまでは賃貸物件に住み続けて、お金を貯めて資産形成をしようと考えました。

これは他にも応用可

この方法は他にも応用が可能だと思います。

まるリスのアパートは家賃は相場より安めですが、プロパンガス料金は相場の倍近い金額でした。

家賃の減額と同じ方法で値下げ要求が出来ると考えて、現在資料集めの最中です。

プロパンガスの値下げ交渉に関しては後日記事にします。


まとめ

今回はは家賃は今すぐ下げられるという本について紹介させて頂きました。

相場より高い場合に限ってですが、家賃は必ず下げる事が出来るというのが本書の趣旨です。

家賃の難しい仕組みや、不動産賃貸業の慣例、そして今後の不動産業界の見通しなどについてわかりやすく解説した後に、具体的な家賃の値下げ交渉術に付いて具体的に解説しています。

家賃値下げの方法は相場を調べる家賃交渉をする調停引っ越しとシンプルで誰が読んでも理解できる内容だと思います。

家賃交渉の時に使える文書のテンプレート等も用意してくれているので、難しい文書もさほど苦戦せずに作成できると思います。

筆者が実際に家賃交渉を何度も行った経験から、大家さんや管理会社の具体的な反応についても予想されていて、はじめての交渉でも焦らずに行えるようになっていると思います。

まずは不動産物件サイトで自分の家の家賃相場が適正か調べてみてください。

もし相場より高いようなら本書を手に取ってみて下さい。

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この記事を書いた人

家族と過ごす自由な時間を手に入れるため、45歳までにサイドFIREを目指している副業サラリーマン。
ブログと物販を中心に1年で月収10万円を達成。
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