私のブログでは主に無駄な支出を少なくする方法と、インターネット上でできる物販で収入を得る方法についてお話させて頂いています
私は会社員としても働いていますので、その収入だけで家族3人が暮らしていくのには十分な金額があります
さらに副業で物販とブログから合わせて毎月数万円の利益があります
毎月10万円以上の余剰資金が生まれています
この資金で私は株を購入しています
このブログを読んでくださっている方の多くが、今より少しでもお金に余裕がある暮らしがしたいと思って読んでくれていると思います
なので物販で得た収入の使い道は皆さんそれぞれ生活資金であったり、遊興費だったり貯蓄だったりすると思います
ですが私のようにそもそも副業そのものが楽しくて趣味になってしまった方や、毎月の資金に余裕のある方もいらっしゃると思います
そんな方には株を買う事をおすすめします
こう書くと私は株に詳しい人間なのかと思われそうですが、そうではありません
私が購入しているは全世界株式インデックスファンドなどの世界中の株式に幅広く投資する投資信託であったり、アメリカ株の優良企業だけを集めたETF(上場投資信託)です
こういった株式市場全体に幅広く投資する商品は、手間がかからずリスクも比較的低いので投資初心者から上級者まで人気があります
では今回の記事は株に関する記事なのかと言えば、そうではありません
最近私は債権を買っているというお話です
実はアメリカのNYSEという証券取引所では株と一緒に債権も販売されています
債権とは一言で言うと借金の事です
国の借金、地方自治体の借金、企業の借金
こういった借金を買って毎月一定程度の利息を受け取るのです
債権の良い所は踏み倒されない限り利息と共に元本を返してもらえる事です
その代わり債券で得られる利益は株式のように多くはありません
ローリスク、ローリターンが債券の特徴です
AGGとLQD
債券にも株のように投資信託やETFが存在します
特に私が今回おすすめするのがAGGとLQDというETFです
どちらも運用総額7.4兆ドル(約814兆円)というとてつもない運用額を誇るブラックロックという会社が販売しています
AGGは正式名称をiシェアーズ・コア 米国総合債券市場 ETF(iShares Core US Aggregate Bond ETF)といいます
アメリカの国債、地方債、格付けがAAAなどの超優良企業の債権に幅広く投資しています
AggregateのAGGだけとってAGGと言うんでしょうか
アメリカ人の略し方は日本人にはピンときませんね(^^;
主な投資先はこのようになっています
UNITED STATES TREASURY | 37.69 |
FEDERAL NATIONAL MORTGAGE ASSOCIATION | 9.94 |
UNIFORM MBS | 5.91 |
GOVERNMENT NATIONAL MORTGAGE ASSOCIATION II | 5.89 |
FEDERAL HOME LOAN MORTGAGE CORPORATION | 4.33 |
FEDERAL HOME LOAN MORTGAGE CORPORATION -GOLD | 0.96 |
BANK OF AMERICA CORP | 0.69 |
JPMORGAN CHASE & CO | 0.61 |
MORGAN STANLEY | 0.43 |
CITIGROUP INC | 0.41 |
私がこの表を最初に見た時の最初の感想は「全く知らない会社ばかりだ」というものでした
ちなみに表の一番上の UNITED STATES TREASURY というものに1/3以上の投資を行っています
「1つの会社にずいぶんとぶっこんでくれてるじゃないか」と思って翻訳してみるとアメリカ合衆国財務省と翻訳されました
これはアメリカ国債のようです
アメリカが借金を返せなくなる時はアメリカという国家自体が破綻する時ですから、これは安心な投資先と言えそうですね
納得です
LQDはAGGより少し格付けが下がる会社の債権に幅広く投資しています
格付けが下がるといっても誰もが知っている優良企業ばかりです
LQDは正式名称をiシェアーズ iBoxx 米ドル建て投資適格社債 ETF(iShares iBoxx $ Inv Grade Corporate Bond ETF)といいます
「LもQもDもどこにも無いやん!」というツッコみはさておいて、投資先は以下のようになっています
JPMORGAN CHASE & CO | 2.86 |
BANK OF AMERICA CORP | 2.82 |
VERIZON COMMUNICATIONS INC | 2.28 |
AT&T INC | 2.27 |
GOLDMAN SACHS GROUP INC/THE | 2.16 |
CITIGROUP INC | 2.13 |
MORGAN STANLEY | 2.10 |
WELLS FARGO & COMPANY | 2.06 |
COMCAST CORPORATION | 1.99 |
APPLE INC | 1.86 |
日本人でも1度は名前を聞いたことがある会社ばかりではないでしょうか
株は過熱気味
最近では株価が絶好調の為、「なぜ債券なんかに投資しなきゃならないのか」と思う方もいるかもしれません
しかし私は株価が絶好調な今だからこそだと思います
今の株価は私にもかなり過熱気味に見えます
理由は色々あるようですが、世界各国でコロナショックのために皆が給付金を受け取ったという理由が大きいようです
国としては家電製品を買ったり、家族旅行に出かけて欲しかったのでしょうが、蓄財志向の高い人の中には「これを元手にもっと増やせないか」と考える人が現れたようです
そして世界的に外出が制限されていて皆が退屈を持て余しています
そんな中、そいうった人たちの余剰資金が株式市場にどっと押し寄せてきました
コロナショックにより実態経済が冷え込む中で株価だけは大幅な高値を付けています
私は次の株価の暴落時にこういった株の初心者の多くが狼狽売りを行うのではないかと思っています
私も数年間の株式投資の経験の中で、株価が値下がりした時の心理状態というのは良く理解しているつもりです
「とにかく今すぐ売りたい」という心理状態になってしまうのです
「株価が値下がりしているのだから今損切りをして後で買い直そう」
「毎日自分の資産が減っていくのを見るのがツライ」
「やっぱり株なんて買うんじゃなかった」
「自分の買った株は他の株より値下がりしている、今すぐ売って他の投資商品に乗り換えよう」
恐らく次に株価の大暴落が来ても私は同じことを思うと思います
そして、そんな事になると知らない株の初心者の多くが狼狽売りをはじめてしまうでしょう
売りは売りを呼びますので、株価はさらに急降下するというわけです
人気が無い今だからこそ
話を債券に戻しましょう
こちらは過去1年のAGGの価格推移です
先ほど債権は元本が保証されると書きましたが、債券も株と同じように株式市場で売買されますので、市場動向に合わせて価格が推移します
価格がほとんど変わっていなのがおわかり頂けると思います
ちなみにこちらは同期間のアメリカの代表的な株価指数S&P500の価格推移です
2020年9月の底値から139%もの値上がりをしています
もはや異常値と言わざるを得ません
高いリターンが見込める株にはお金が集中する一方で、ローリスクローリターンな債券は見向きもされていない事がわかります
今の投資状況について、買うのは積み立てNISAなどの最低限の投資に留めてしばらく様子を見るというのが正解だと思います
しかし「沢山の貯金を遊ばせておくのももったいないし」と思う方もいると思います
そんな方には債権がおすすめだと思います
再建には不況に強いという特徴があるからです
こちらはコロナショック時のAGGの価格の変化です
最大で約6%ほど値下がりしているのがおわかりいただけると思います
一方こちらはS&P500の価格推移です
最大で約32%ほど下落しています
自分が汗水流して働いて、節約しながらせっせと貯めたお金がたった数日で32%も吹き飛ぶ事を想像してみて下さい
恐怖でしかありません
グラフで見ると結果が分かっているのであまり恐ろしさを感じないかもしれませんが、実際には底の見えない穴に突き落とされる感覚です
毎月配当がもらえる
私は現在AGGとLQDを毎月1単位ずつ買うようにしています
1単位といっても100ドル以上しますので、2つ合わせると27,000円程度の買い付けになります
現在の株の購入とあわせて債券も資産に混ぜる事で暴落時の金銭的、精神的ショックを少しでも和らげようというのが狙いです
また暴落時には債権を売却して株式を購入する事で、リスクを抑えつつ株を安い値段で購入する事ができます
AGGとLQDの良い所は毎月分配金が出る所です
毎月AGGは約16.3円、LQDは約26.7円がもらえます
ちょっと少ないと思う方もいるかもしれませんが、これを毎月積み重ねると数年後にはかなりの金額になります
私はいままでの経験から暴落時の心理的負担に耐えられるか自信がありません
なので自分の資産に債権を混ぜて暴落時の価格のショックを和らげつつ、毎月一定額の分配金をもらう事によって安心感につなげようと思っています
債券ファンドにはいろいろな種類のものがありますが、私が調べた中ではやはりアメリカのETFを直接購入するのが良いと思います
ちなみにアメリカのETFは日本の株式市場では販売されていませんので、直接アメリカから買い付ける必要があります
現在はSBI証券や楽天証券などのネット証券で簡単に買えます
投資はしたいけどリスクと手間は最小限に抑えたいという人にはAGGとLQDがおすすめです
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