副業と投資の違い　上手に使い分けるのが蓄財の最短ルート

こんにちは、副業と投資で3,000万円を稼ぐ事を目標にしているまるリスです。

先日副業に関するブログ記事を読んでいて「おや？」と思う記述を見つけました。

その方はサラリーマンが副業をする事に否定的な考えの持ち主だったようなのですが、そのまとめに「副業する代わりに投資をしよう」と主張されていました。

この主張はちょっと違うのではないかと思いましたので、今回の記事を書かせて頂きました。

結論から申し上げると、副業と投資は全くの別物です。

この記事を鵜呑みにして副業の代わりに投資を始めると残念な思いをする事になります。

副業と投資は上手に使い分けてこそ最大限そのメリットを活かせます。

今回の記事では副業と投資の違いと、双方を上手に活かす方法について解説させて頂きます。

副業と投資の違い

副業と投資は何が違うのでしょうか。

副業と投資に明確な基準は無いのですが、調べた情報を元に私なりに定義付けしてみました。

副業

本業が終わった後や休日に他の会社で働いたり、個人で業務を請け負ったりする事を副業と言います。

これらは自分の持っている労働力を含む何らかの商品を売る事でお金に換えています。

時間や手間がかかりますが、小さな元手で短期間に大きなお金を得ることができます。

投資

投資とは自分の持っている資産に働かせて収入を得る事を言います。

代表的な例は、株式や不動産を購入して配当収入や家賃収入で利益を得る事です。

自分の時間をほとんど使わずにお金を増やす事が増やす事が出来ますが、資産が増えるスピードはゆっくりです。

投資は元手が大きければ大きいほどリターンも大きくなります。

1か月1万円を稼ぐには

例えば1か月1万を稼ごうとすると投資では約300万円の元手が必要になります。※1

副業なら元手はほぼ0円で、数時間の労働をすれば稼げる金額になります。

投資の場合1か月に5万円稼ぎたいなら1,500万円、10万円ならなんと3,000万円もの元手が必要になります。

普通の人は3,000万円の投資資金はなかなか用意できないですよね。

まずは副業で投資資金を貯める必要があります。

※1　投資の利回りは4％ルールという計算方法で出した数字です。あくまで理論値になります。

副業と投資はどちらもやるのが正解

副業と投資にはそれぞれ良い所があります。

それを最大限活かすには、副業と投資はどちらもやるのが正解になります。

1と2を繰り返し続けることで、最も効率的に資産を増やす事ができます。

副業と投資の基準があいまいなもの

自分の時間を使う必要があるのが副業、ほったらかしでも良いのが投資と解説しましたが、その定義にあてはまらないものもあります。

不動産投資

アパートやマンションを購入して人に貸し出す不動産投資は、名前は投資となっていますが不動産の取得や維持管理に手間がかかるので、完全にほったらかしという訳にはいきません。

これは私見ですが、今から不動産投資をはじめるのは条件が悪すぎるのでおすすめしません。

ただし、REITと呼ばれる不動産の投資信託は検討する価値があると思います。

日本ならOne ETF 東証REIT指数、アメリカならiシェアーズコア米国REIT ETFなどが有名です。

株に比べて配当金が多い傾向にあるので、家賃収入を得る感覚で手軽に投資ができます。

一方、REITは暴落局面に弱いという特徴があります。

暴落時には半値以下まで値下がりする可能性があるので購入時は慎重に検討しましょう。

FXや仮想通貨

FXは外国との為替相場の値動きを利用して利益を上げる投資手法です。

株式のように投資した会社の成長をじっくり待つという手法ではなく、わずかな価格差を利用して次々に売り買いを繰り返すのが特徴です。

結果的に常に取引画面に貼り付いて値動きを監視している必要があります。

時間もお金もかかる割に利益を上げられているのは一部の凄腕トレーダーに限定されますので、初心者は手を出さない方が無難です。

ビットコインに代表される仮想通貨投資も、価値に対する裏付けが全く無いのでおすすめしません。

なぜ値上がりしているのか誰も説明できないのに、価格だけは信じられないペースで上昇し続けています。

そもそも仮想通貨はそれ自体で何の価値も生み出していません。

コンビニでコーラを買う事も、レストランでランチを頼むこともできません。

何の価値も無い物にとてつもない値段が付いている状況は、17世紀オランダのチューリップバブルによく似ています。

FXも仮想通貨も本質的にギャンブルの要素がかなり強いのでおすすめしません。

よほどの自信が無い限り、いずれ大損して退場する事になるでしょう。

全世界型の投信は初心者が安心して投資できる商品

もしあなたが安定した職についていて、30年後の老後資金を得るためにお金を貯めるのであれば、投資は最適な蓄財方法の一つです。

しかし、近年話題になっている30代や40代での早期リタイアが目標なのであれば、投資だけで資産を形成するには時間がかかりすぎます。

その場合は副業で利益を上げることに集中して、投資はほったらかしで利益を上げられるものを選びましょう。

おすすめは初心者から上級者まで幅広い投資家の支持を集めている、全世界の株式にまとめて投資するインデックス型の投資信託やETFです。

これらは毎月積み立て設定にするだけで、何の手間も必要とせずにお金を増やし続けてくれます。

今後は長期的に発展途上国の経済が飛躍して、相対的にアメリカの存在感が低下する事が予想されます。

今後もしばらくはアメリカ株の強さは変わらないとは思いますが、世界中の会社にまとめて投資する投資信託はより安心して投資できるのでおすすめです。

私のおすすめはＳＢＩ・Ｖ・全世界株式インデックス・ファンドです。

全世界の9,000社以上の会社にまとめて投資できます。

購入比率は株価に合わせて自動的にリバランスされるので手間いらずです。

まとめ

副業と投資の違いと上手な使い分け方について解説させていただきました。

私も副業を始める時はかなりの心理的な抵抗があり、何とか楽に済む方法は無い物かと思案しました。

しかし短期間で大きな資産を作ろうとすると、どうしても副業による収入が必須になります。

ある程度資産が貯まってくると、投資からも毎月まとまった収入が入ってきます。

そうすると資産は加速度的に増加して行きます。

0から副業と投資をはじめるなら、まずは資産300万円を目指してみましょう。

理論的には毎月1万円ずつ引き出しても資産は目減りしない計算です。

毎月1万円の副収入って大きいですよね。

その頃には副業で稼ぐ力も相当付いていると思いますので、毎月の収入はかなり安定したものになっているのではないでしょうか。