こんにちは、まるリスです。
今日はまるリスがついに不動産投資をはじめた、というお話をしようと思います。
まるリスは自分の資産は主に株と貯金なのですが、ここに新たに不動産を加える事にしました。
不動産投資、かっこいい響きです。
いかにも資産家という感じがします。
今日はそんなまるリスが新たにはじめた不動産投資についてお話したいと思います。
不動産投資といってもREITですが
この記事を読んで、どこぞの金持ちが賃貸物件を買って自慢しているのか、と思った方がいたらすいません。
本当はREIT(リート)という不動産に投資する投資信託を買っただけです。
まるリスが買ったのはアセットマネジメントOneのOne ETF 東証REIT指数という商品です。
ビルやマンションや倉庫等を貸して賃料を得ている沢山の不動産会社を、まとめてセット販売している投資信託です。
ちなみに購入金額は最小購入単位の10口で約17,000円になります。
「やっす~」と思ったそこのあなた、侮るなかれ。
これでも少しずつ日本中の不動産に投資しているので、私も立派な不動産オーナーです。
ちなみにOne ETF 東証REIT指数に組み込まれている不動産投資法人の上位10銘柄はこちらです。
何となく名前を聞いたことのある会社が含まれているのではないかと思います。
日本の大手不動産投資会社をまんべんなく組み入れる事によって、東証リート指数という日本全体の不動産投資の指数に連動するように運用されます。
日本の不動産全体に投資するので、1社が大儲けしたから私も大儲けしたという事が無い反面、1社が大赤字になったからといって私が大損する事もありません。
不動産投資は難しいと思っている方が多いと思いますが、REITは証券会社で株と同じように買うだけなので入口はさほど難しくはありません。
なぜREITを購入したのか
私は今まで資産の多くをアメリカを中心に世界中の株式に投資する投資信託で運用してきました。
全世界株投信は世界のどこの国が成長してもそれに合わせて私の資産も増えるので、安定した投資先だと思っています。
ただ、今後資産を増やしていく中で株式だけで運用する事はリスクも高いのではないかと思いました。
そこで私の資産の中に不動産も組み込んでみる事にしました。
本来投資は自分でしっかり勉強してから自己責任で買うものですが、REITの事を勉強するには時間がかかりそうなので、まずは勉強を兼ねて最小単位の10口を買ってみる事にしました。
実際に購入して値動きに注目してみないとわからない事もあるだろうと思ったからです。
REITの価格、分配金
実際の不動産はアパートのように毎月決まった賃料が入ってきて、例え好景気でも不景気でも収入が安定しているイメージがありますが、REITに関してはちょっと当てはまりません。
価格がかなり乱高下しています。
2019年8月14日から100口で200,000円で開始して短期間で大きく価格を伸ばしていましたが、コロナショックで約半額に急落しています。
2020年2月くらいに買った人は泣きそうになっていたに違いありません。
その後少しずつ値を戻して、現在は170,000円くらいになっています。
現在史上最高値を更新している株とは対照的に、価格は伸び悩んでいるようです。
現在の価格はお買い得と言えるかもしれません。
さらにREITには年に4回の分配金が出ます。
この表には記載されていませんが、直近の10月の分配金は1,700円です。
大まかな計算ですが年間利回りで約3%超です。
コロナ禍でオフィスや宿泊系の不動産が打撃を受けている中で、この利回りは悪くないと思いました。
元本を取り崩さずに年間3%超の配当金を得られるのは魅力ですね。
REITのメリット、デメリット
REITのメリットは
- 毎月分配金が出るので毎月のキャッシュフローが増加する
- 誰でも簡単に安定性の高い大手不動産会社の不動産を購入できる
- 資産のリスク分散に役立つ
- 手数料が安い(年率0.1705%)
- 年4回の分配金がある(1,4,7,10月)
REITのデメリットは
- 不況時や好況時にに価格が大きく乱高下する
- 分配金から税金を引かれるので、分配金を再投資をする時は損をする
- 現状キャピタルゲインとインカムゲインを合わせた利回りが株式投信に比べてあまり良くない。というかマイナス。
- 株や債券に比べるとリスクが高い
今後の見通し
東証リート指数は2003年3月31日を基準日として、指数を1000からスタートしています。
2007年には最高値2612.98を記録しますが、リーマンショックで急落してわずか1年余りで最安値の704.46と4分の1近い価格になってになります。
日経平均株価がその期間に18,188円から7,779円になっているので、いかにREITがハイリスクな商品であるかがわかります。
その後再浮上のきっかけをつかみかけた所で、今度は東日本大震災が襲います。
その後は少しずつ時間をかけて値を戻して、2018年頃から再び急上昇をはじめますが、その矢先に今度はコロナショックでまた3分の2くらいまで値を下げます。
REITは価格の変動が激しく、上昇する時は数倍の金額に一気に膨れ上がりますが、下がる時は一気に半分や4分の1近くになったりと価格の乱高下が激しいです。
S&P500のようにきれいな右肩上がりのグラフにはならない事がわかります。
ドルコスト平均法で毎月買い進めるには最小買い付け金額が高めなので、資産に余裕がある方は良いのかもしれませんが、庶民が毎月の給料からコツコツ買うにはあまり向いていないかもしれません。
私はあくまでも全世界株式インデックスファンドが投資のメインで、REITは買ったとしても資産に少し混ぜる程度にしておこうと思っています。
ただ、REITは不況時に大きく値を下げてからまた急上昇するので、少量を買って様子を見つつ不況時に値を下げた所を買い増す戦略はアリなのではないかと思います。
ただしこの投資はギャンブルに近くなってしまうので、安定した投資を手間をかけずにやりたい人にはメリットが少ないように私には感じます。
私は今後REITはもう少しだけ買い増してからしばらく様子を見ようと思います。
価格が上がれば売り抜けて、価格が下がるなら分配金をもらいながらのんびり次に買うチャンスが来るのを待とうと思います。
投資初心者が積極的に買う商品ではないと思いました。
まとめ
今日はアセットマネジメントOneのOne ETF 東証REIT指数という投資商品についてお話しました。
数多くの大手不動産会社の扱うホテル、オフィス、住宅、商業施設に幅広く投資して、その値上がり益や賃料を受け取る投資商品です。
年4回の分配金がもらえるので、誰でも手軽に大家さん気分が味わえます。
また株式や債券以外に資産を分散させる意味でも価値のある商品だと思います。
一方で東証REIT指数開始からの価格の乱高下は自分の資産を一瞬で4分の1にするほどで、株や債券に比べて心穏やかに投資できる商品ではありません。
今回のコロナショックでは株式以上の大幅な値下がりをしましたが、その後株式のように大きく値を戻すような事になっていない事から、コロナショックの不動産業界に与えたダメージの大きさが感じられます。
今後はどちらかと言えば数年かけて値上がりに転じる可能性が高そうなので、今のうちに買っておくのはありかもしれません。
しかし、株や債券の積み立て投資をしているのを止めてまで買うほどの商品ではないと思いました。
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