こんにちは、まるリスです
私は数日前に、自分が働いている会社の持株会の株の一部を売却する事にしました
売却は2月の中旬くらいになる見込みです
持っている株式の約2/3程度を売却する予定です
今日はなぜ私が自分の勤務先の株式を売却したのかについてお話しようと思います
理由はリスク分散とキャッシュポジションの増額
理由①リスク分散
現在、私は自分の会社の中で労働により収入を得ています
そして自分の財産の一部も同じ会社に投資しています
自分と財産、この2つを1つの会社に投資するのはリスクが高いと判断しました
アメリカのGM、日本航空の破綻など、社員がリスクを分散しないばかりに一度に財産の多くを失ってしまう例はたくさんあります
そのリスクをあらかじめ減らしておこう、という訳です
理由②会社の株価高騰
2021年度に入ってから勤務先の株価が大きく値上がりしています
理由は春からの業務の拡大です
これが一般投資家の耳にも入って来るようになったのだと思います
期待先行で株価が20%ほど値上がりしています
しかし過去の業務拡大の際も、期待が先行して株価を押し上げた後の株価は鳴かず飛ばずでした
売るなら今、という訳です
インサイダー取引じゃないよね、たぶん
③利回りの悪さ
株価の高騰もあり、勤務先の株の配当金利回りは1.7%という残念な数字になっています
さらにこれは株全体に言える事ですが、1社だけの株価を見た場合、大きく値上下を繰り返すので心臓に良くありません
特に中小企業なのでこんなものなのかもしれませんが、自社株が自分の資産に占める割合が多くなりすぎたと感じています
④キャッシュポジションの増額
将来的な暴落に備えて現金の比率を厚めにしておこうと考えています
株価を毎日見続けて半年くらい経ちますが、過去のデータと比較しても今の株高は異常だと思います
そして私はいつか来るであろう暴落時に精神的に耐え得られるか自信が持てません
不安におびえるくらいなら、暴落を楽しみなイベントに変えてしまおうと思っています
その為にも現金を厚めに持っておこうと思っています
会社に言うには勇気が必要
持株会に入る時にはじめに言われたのが、解約したくなったらいつでも解約できるという説明でした
ですが案の定、会社に持株会を売却したいと言い出した時には、あまり良い顔はされませんでした
売却申込書と売却報告書という2枚の用紙を書かされる事になりました
売却申込書は持株会の売却を会社にお願いする書類です
いつからいつまでに売却して欲しいのかと、何株売却して欲しいのかを書きます
売却期間は少なくとも1週間以上先に設定しなければなりません
株価の予想のしようもありません
指値が出来るのではないかと思っていたのですが、それも無理でした
そして売却後は売却報告書という謎の書類まで書かされます
取締役まで回ってハンコが押されるのだそうです
買う時にはそんな書類必要無かったのに…
このちょっとしたプレッシャーで持ち株の売却をあきらめる人がいるかもしれません
今後、持株会はお付き合い程度に
今回の話は先日読んだ「ウォール街のランダムウォーカー」とこびと株ブログを参考にしています
私は自分の職場も好きなので、多少未練や申し訳ない気持ちもあります
ですが今回は自分の財産を1つのカゴに盛ってしまうリスクについて、改めて考え直す良い機会に恵まれたと思う事にしようと思います
1社の株価の動きだけに注目してみると、値段の上がり下がりが激しいです
1社の株に集中投資してしまうとその値動きが気になってしまい、精神衛生上あまり良くありません
かと言って自分の会社に全く投資しないのも少し寂しい気がします
自分の働くモチベーションにつながりません
なので今後自社株の持株会は、例えば月5,000円程度のお付き合いで投資しようと思っています
今後は全世界株式のインデックスファンドを中心に投資します
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