北海道のオール電化の賃貸物件に引っ越しをされた皆さん
はじめての冬で、真冬の電気料金がいくらになるのか気になっている方も多いのではないでしょうか
北海道のオール電化物件は電気料金が高いと言われていますが、実際のところはどうなのでしょう
今回は実際に北海道の2LDKアパートに住んでいる私が調べた、北海道の冬の電気料金について解説します
北海道のオール電化賃貸物件、真冬の電気料金は
北海道は広いので、どの地域に住むかによって平均気温は異なりますので、電気料金も異なります
今回は私も住んでいる北海道札幌市を例に挙げます
オール電化の物件では主に蓄熱式暖房とセントラルヒーティング方式の暖房機が多く設置されています
どちらの暖房方式でも、1月、2月の厳冬期の暖房料金は2LDKや3LDKの住宅で1か月約30,000円になります
ちなみに、これは部屋の中ではフリースやセーターを着るなどの節約をした時の料金です
普段から下着1枚で過ごしている方の場合は、暖房料金はさらに高額になります
北電の暖房用の料金プラン
北海道の冬は非常に厳しいです
北海道では冬季は暖房に多くの電気を使います
そこで、北電では冬季の暖房専用の料金プランを用意しています
それが、ホットタイムになります
別名、融雪用電力とも言いますが、どちらも同じ事になります
元々は融雪用に設定していた料金プランを、北電が暖房でも使えるようにしたためです
ホットタイムにはホットタイム19、ホットタイム22、 ホットタイム19エコ、ホットタイム22エコ、 そしてほとんどの北海道のオール電化の家庭で使用されているホットタイム22ロングという料金プランがあります
ホットタイムは複雑な料金プランなので、表にまとめてみました
全てを表にすると逆にわかりにくくなってしまうので、特に重要な部分に絞って表にしています
詳しい内容は北電のウェブサイトで確認してみてくださいね
基本料金 1kWあたり | 電力量料金 1kWhあたり | 契約期間 | 契約期間以外の 基本料金 1kWあたり | |
ホットタイム19 | 825円00銭 | 16円01銭 | 約1~3月 | 242円00銭 |
ホットタイム22 | 935円00銭 | 16円17銭 | 約1~3月 | 264円00銭 |
ホットタイム19エコ | 319円00銭 | 19円20銭 | 約1~3月 | 143円00銭 |
ホットタイム22エコ | 330円00銭 | 19円46銭 | 約1~3月 | 143円00銭 |
ホットタイム22ロング | 671円00銭 | 15円68銭 | 約10~3月 | 297円00銭 |
ホットタイム22ロングだけが契約期間が10月~3月までと、かなり長めに設定されています
また、基本料金と電気料金も割安に設定されています
なので、蓄熱暖房やセントラルヒーティングだけで冬を乗り来るのであれば、料金プランはホットタイム22ロング1択になります
ホットタイムを契約すると、電気を使っていなくても契約期間中は基本料金を請求されます
わが家ではホットタイム22ロングの4kWの契約をしているので、基本料金は4倍の月々2,684円になります
これを契約期間の10月~3月の間毎月払います
節約の方法
わが家には現在、セントラルヒーティング、灯油ポータブルストーブ、エアコン暖房の3つの暖房機があります
電力を最も消費するセントラルヒーティングは12月はじめから動かします
それまではエアコン暖房と灯油ポータブルを寒い時だけ使っています
エアコン暖房は電気料金の安い深夜電力料金の時間帯の午前5~8時に動かしています
真冬になるとエアコン暖房は使えなくなるので、セントラルヒーティングと灯油ポータブルを併用します
灯油は電気と比べて燃料費を節約できるので、可能であれば灯油の使用を検討されるのもおすすめです
ただし、今年は灯油価格が高騰していますので、電気料金との価格差はあまり多くはありません
その他にも家の中でフリースを着る、使わない部屋のドアは閉めておくなどすると電気料金を節約できます
また、思い切って断熱性の高い新しい物件、よりコンパクトな物件への住み替えを検討されるのもおすすめです
まとめ
かつてホットタイム22ロングは、1kWhあたり10円以下という非常に安い電気料金プランでした
ところが、2011年の東日本大震災以降原発を動かせなくなり、割安な電気料金を維持できなくなった北電は、2015年に大幅な電気料金の値上げを行いました
現在ではホットタイム22ロングは灯油などに比べて非常に割高な電気料金になっています
この状態はしばらく続きそうですので、厚着をする、使わない部屋のドアは閉める、暖房機を上手く使い分けるなどしながら、上手に付き合っていきましょう
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