こんにちは、まるリスです。
今日は包丁を研いで料理をもっと楽しくしてみませんか、という内容で記事を書こうと思います。
皆さんは家で料理をどのくらいの頻度でしていますか。
料理は全くしない人から、すべての食事を家で作る人までいろいろな方がいると思います。
ちなみにまるリス家は95%くらい家で料理します。
もともとあまり外食しない家庭だったのですが、家での料理が楽しくて美味しいので最近では家庭料理ばかりです。
皆さんは家で料理するのは好きですか。
もし家で料理するのが好きではなかったら、それは切れ味の悪い包丁のせいかもしれません。
切れ味の悪い包丁は料理に時間がかかり、食べ物の食感を悪くします。
例えば良く切れる包丁でキャベツやニンジンを薄く刻むとサラダはふわふわの食感になり、食べた時の満足度も高くなります。
肉や魚は均一の厚さできれいな切り口のまま切れるので、口に入れた時の舌触りが良くなり、同じ食材でも食べた時の満足感が高くなります。
美味しい家庭料理は外食の回数を減らす事にもつながるので、結果的に食費も抑えられます。
もし包丁を買った時のまま研がずにそのまま使い続けているのなら、間接的に時間やお金を浪費していることになります。
ぜひ自分の包丁を自分で研いで、料理を楽しんでみましょう。
包丁を研ぐには
包丁を研ぐ方法は大きく分けて3種類。
- シャープナーで研ぐ
- 砥石で研ぐ
- 研ぎに出す
1が1番簡単に研ぐ事が出来ますが、切れ味は今ひとつです。
さらに切れ味が落ちるのも早いです。
私の体感では1~3日に1回は研いだ方が良いかなと思っています。
3は研ぎのプロが研ぐのでものすごく切れるようになります。
さらに研いだ後も切れ味が長く続きます。
ですが1回研ぎに出す毎におよそ1,000円くらいの費用がかかると思います。
さらに研ぎに出しに行く時間もかかるので、結果的にメリットは少ないと思います。
私のおすすめは2の自分で砥石を買って家で研ぐ事です。
家で研げば料理の前や後の15分くらいで新品同様の切れ味に戻す事が出来ます。
しかも費用は砥石代だけです。
まるリスはキング 砥石の王様という包丁用の砥石を使っています。
砥石の選び方
砥石には#800とか#6000とか数字が振られていますが、これは砥石の目の粗さの事を言います。
紙やすりにも#80とか#240とかいろいろな種類がありますが、目の粗さが違うだけで同じ事です。
ちなみに砥石では大まかに分けて荒砥、中砥(なかと)、仕上砥(しあげと)の3種類があります。
荒砥#240~400くらい
包丁の刃が明らかに刃こぼれしている状態で使います。
普通に家庭料理をしていて包丁がこういう状態になる事はまず無いと考えて良いと思います。
例えば漁師さんが大きな魚を骨ごと解体しているのに使っている包丁とか、肉の解体などに使っている大きな包丁等はすぐに刃が欠けるので、こうした荒砥で最初に研ぎます。
中砥#800~1200
家庭用の包丁なら、はじめから中砥で研いで十分です。
むしろ荒砥で研ぐと刃が無くなります。
少しの刃こぼれ程度なら中砥で十分きれいにする事ができます。
こだわりが無い人は中砥1本で終わりにしてしまう人もいます。
ステンレスの包丁は硬いので#800を使用してください。
鉄の包丁は#1000が良いと思います。
仕上砥#4000~8000
#6000くらいの仕上砥が一番良く使われると思います。
仕上とは触るとツルツルした石のような手触りです。
仕上砥で研ぐと食材の切り口がさらにきれいになり、食感が良くなります。
毎日包丁を研ぐ人は仕上砥だけで手入れをする人もいます。
研いでみよう
実際に包丁を研ぐ手順をご案内します。
砥石を水に5分ほど浸します。
滑らないように濡らした布の上に置きます。
砥石によっては滑らないようにはじめからゴムの台が付いている物もあります。
刃をこのように手前に向けて研ぎます。
刃の角度は約45度くらいです。
刃の背は少し浮かせます。
どれくらい浮かせるかは人によって表現がまちまちですが、刃の背に小指が入るくらいとか、10円玉が3枚入るくらいなど様々です。
数字で表すと5~10㎜くらいです。
包丁によってもまちまちだと思うので、最適な角度を探してみていください。
少し水をかけながら、一定の角度を保ったまま前後に刃を往復させます。
少し研ぐと砥石が少し削れて少し濁った水が出てくると思います。
これは砥糞(とぐそ)といって刃を研ぐのに必要な物です。
汚いからって水で流したりしないでください。
しばらく片面を研いだら反対側も研ぎます。
両面を研ぎ終わったら、刃を触ってカエリがないか確認してください。
カエリを消すにはカエリが出た面を2~3回研げば良いと思います。
両面を触ってまっすぐきれいに研げていればOKです。
仕上砥でも同じように研ぎましょう。
研ぐ時は砥石全体を使うように研ぎましょう。
そうしないと砥石の真ん中だけが削れていってしまいます。
研ぎ終わったら包丁をきれいに洗ってから試し切りをします。
ちょっと硬めの野菜の方が分かりやすいと思います。
明日はキャベツの千切りだよ。
包丁を研ぐと食材を薄くきれいにスライスする事ができるので、切っていて気持ちが良いです。
さらに食材の歯触りも良いので料理がおいしくなります。
サラダ、刺身なんかはすぐに違いが分かると思います。
まとめ
良く切れる包丁は食材を切る時間を短縮してくれて、さらに食材の食感が良くなるので料理が美味しくなります。
家事にかける時間を減らして、おうちご飯が増えるので節約にもつながります。
今回はまるリスが使っている砥石をおすすめしましたが、ダイヤモンドシャープナー等の簡易砥石やプロに頼んで研いでもらう事もできるので、自分に合った方法を選ぶと良いと思います。
多くの方が使っているステンレス製の包丁なら、#800と#6000のコンビ砥石がおすすめです。
砥石は数百円から数万円の物までありますが、おすすめは1つ1000~2000円くらいの砥石です。
まるリスは#800と#6000が両面コンビになった砥石の王様を使っています。
料理人が使う本格的な砥石と比べると性能は若干劣りますが、家庭用の包丁を研ぐには十分な性能です。
砥石で研ぐのが面倒な人には貝印 関孫六のダイヤモンドシャープナーをおすすめします。
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