胃がん患者の胃の中を調べると、99%の確率でピロリ菌が見つかるそうです
ピロリ菌は子供の頃に井戸水などの汚れた水を飲む事や、すでに感染している親が原因で感染します
ピロリ菌は胃の中で数十年生息し、徐々に胃炎や胃潰瘍を引き起こす原因になります
最悪の場合、胃がんの発症の原因にもなるそうです
私は子供の頃に地下水を飲んでいた経験があるのと、山で沢水を飲むことが多かったので、ひょっとしたらと思って検査を受けてみる事にしました
もし私がピロリ菌に感染していた場合、これから我が家にやってくる私の息子に感染させてしまう可能性もあります
現在の医術では薬を飲むことで殺菌出来るのであまり恐れる必要は無いのですが、やはり子供には余計なリスクを負わせたくないです
現在病院にいる子供が退院する前に急いで検査をする事にしました
ピロリ菌の検査は種類がたくさんあります
ピロリ菌の検査は大きく分けて、病院で検査してもらう方法と自宅でできる検査キットを使用する方法があります
病院で検査する場合はほとんどの場合で胃カメラを飲みます
理由は保険が適用になるからです
もっと簡単にわかる方法があるのに、なぜ時間をかけていちいち胃カメラを飲むのかと言うと、胃がんをすでに発症している場合に発見できるからです
ピロリ菌の検査を受ける場合、胃の痛みなど何らかの症状が出てから受診される方が多いからなんでしょうね
他にも呼吸から検査する方法もあるのですが、この検査だけ受けるのは保険適用外
最初に必ず胃カメラを飲まなければなりません
ちなみにピロリ菌の年代別の感染率はこのようになっています
このデータを見る限り、私がピロリ菌に感染しているリスクは20%以下のようです
感染リスクが低い病気の為にわざわざ病院に行って検査を受けて高額な費用を払うのも、もったいないような気がします
なので私は自宅で使える簡単な検査キットで、陽性が判明してから病院を受診するので十分ではないかと判断しました
今回私が使用した便中抗原を調べる検査キットを使用した場合、検査の精度は胃カメラとほぼ同等の高い精度のようです
この検査キットなら大便の時に便を採取するだけなので簡単です
これらの理由から、私はインターネットで購入できるピロリ菌の検査キットを使用する事にしました
ちなみに簡易検査キットには他にも血液や尿から調べる方法もあるようです
血液から検査する場合は、他の健康状態の検査といっしょに検査ができる物が発売されているので便利です
使ってみた感想は
ここから先はご飯を食べながら読まないでね
楽天市場で注文してから数日で届いた検査キットには、便の採取容器、返信用の封筒、検査の申込書、そしてフラッシュシートなる物が入っていました
検便というのをした事が無い方の為に解説しておくと、検便はトイレで便の一部を採取してそれを容器に入れて提出します
その検便で毎回難しいと思うのが、水洗トイレに水たまりの中に便を水没させないようにする事です
しかしこの検査キットには、なんとその対策が施さていました
それが、便器の水に浮いて便を受け止めるフラッシュシートです
フラッシュシートとは50センチ角程度の大きさの、水に浮く紙です
使用後は水に流すだけです
これをトイレの水たまりの上に敷いてその上に便を載せる事ができれば、もう便の水没問題で悩む必要もありません
すごいぞピロリ菌検査キット
すごいぞフラッシュシート
大発明じゃないか
ある朝、ついに便意がやってきました
トイレに駆け込んで、フラッシュシートを広げます
フラッシュシートは5分で水に溶けるように出来ているので、それまでに便の採取をしないさいと私のはやる気持ちをさらに煽ってきます
私は普段は快便なのですが、毎回検便があるとプレッシャーに感じるのか、なぜか2,3日便が出なくなります
そしてこの日はその数日分が一気に出てしまったようです
便をしてからトイレの水たまりの中を見ると、フラッシュシートは跡形も無く水没していました
フラッシュシートは便が多すぎると、持ち耐えられずに水没してしまうようです
トイレの中で目の前が真っ暗になりました
あまりにもフラッシュシートの期待値が高かったために、落胆も大きかったのです
お気に入りの球団に入団したドラフト1位の選手が活躍出来なかったようなガッカリ感です
しかしよく見ると、わずかに水の上に顔を出している便があります
完全に沈んでしまう前にあわててその部分を採取しました
フラッシュシートは役立たずでしたが、便は何とか採取出来ました
検査結果はEメールですぐに来ます
採取した便は専用の返信用封筒に入れて、郵送で検査センターに送ります
約1週間後に検査結果が判明して、Eメールに送られてきます
結果は陰性でした
陽性なのかと思っていたので、少し驚きました
でもこれで病院に行く時間と、費用を節約できました
何より赤ちゃんに安心して接する事が出来るのがうれしかったです
ピロリ菌は大人の強い胃液の中では長く生きられないので、私が今後の人生でピロリ菌に感染するリスクは低いようです
現在はピロリ菌に感染する方は年々少なくなってきています
現代の感染原因の多くは、感染した親から胃液の弱い子供に感染させてしまう事なのだそうです
特に小学校入学までの幼児は感染しやすいのだそうです
まとめ
ピロリ菌は若年層では10%程度、50代を超えると感染率が上がり約50%程度が感染している病気です
感染から数十年をかけて徐々に胃の粘膜の防御機能を低下させ、初期では胃炎、進行すると胃潰瘍や胃がんの原因になります
特に胃がん患者の胃の中からは99%の確率でピロリ菌が見つかったという報告もあるようです
感染する原因は汚れた井戸水などを小学校入学までの幼児期に飲んだり、すでに感染している両親から2次感染する事です
検査の方法は病院で胃カメラを飲む方法と、インターネットなどで買える検査キットを使う方法があります
40歳までの感染率があまり高く無い方や、現在胃の痛み等の具体的な症状が出ていない方の場合は検査キットでも十分ではないかと思います
逆に現在慢性的な胃の痛みを感じるなど具体的な症状がある方は、すぐに病院で検査をしてもらった方が良さそうです
私は便中抗原を検査する検査キットを使用しました
価格もお手頃で、検査の精度も高いのでおすすめです
付属のフラッシュシートに過度の期待を寄せるのはやめましょう
採取した便は返信用の封筒に入れて送ると約1週間後に結果がメールで届きます
陽性の場合は改めて病院で精密な検査を受けましょう
コメント